わんこ飯について

【犬の手作りごはん】超シンプル!15年作り続けたわが家のわんこ飯

犬

うちのわんこは15歳半を過ぎた老犬です。
大型犬なので15歳半は立派な長生きわんこだと思います。
私はこの15年間、わんこのために毎日欠かすことなく犬の手作りごはんを作ってきました。
私の作ったわんこ飯をおいしそうに食べる愛犬の様子を見ては幸せな気持ちになります。
この幸せな経験を思い出として残したくて、犬の手作りごはんについてのブログを始めることにしました。

始まりはドッグフードの安全性への疑問から

15年前にわんこを飼い始めたころ、犬の手作りごはん派はかなりの少数派だったと思います。

犬にはドッグフード!
それ以外の食べものは犬にとって毒!

それが常識だったので、周囲からは
「人間の食べるものなんかあげたらあかんよ」
「ドッグフードじゃないと病気になるよ」
とよく言われました。

現在でも犬の手作りごはん派はやっぱり少数派です。

インターネットでドッグフードを検索すれば、おすすめのドッグフードであふれています。

ドッグフード、便利ですよね。
用意に手間はかからないし、腐らないので保存が効くし、何より栄養バランスに優れていると表示されています。

私もわんこが6カ月になるまでは繁殖元さんから指定された輸入品の高価なドッグフードを与えていました。

「これ以外のドッグフードでもいいけど、安物のドッグフードには人間が食べられなくて廃棄するような部位(ニワトリだったら足やトサカ)、トウモロコシなどの穀物が主原料になっているし、添加物も多いから気をつけてね」

そう繁殖主さんは教えてくれました。

そうか!
だからホームセンターで平積みされているドッグフードはあんなに安いのか!
原材料費・製造費・人件費・輸送費などを差し引いても利益があるなら、そりゃ恐ろしい内容なんだろうな、と。

要するに「安かろう悪かろう」です。

うちのわんこに与えていたドッグフードはそれらに比べたらはるかに高価な品でしたが、それでもお湯でふやかすとびっくりするような激臭が漂いました。

「なにをどうしたらこんなに臭くなるの!?」

輸入品で高価だけど原材料が本当に安全で栄養価に優れているのか自分で確認するすべはありません。

どんな状態のお肉が使われているのか?野菜に農薬は使われているのか?そうであるならきちんと洗浄されているのか?などなど。

そんなドッグフードに不信感を持ちだした頃に、犬の手作りごはんを紹介しているサイトに出会いました。

犬にはドッグフードが当たり前という固定観念を取り払う

私も当時は「犬にはドッグフード」の思い込みが強かったので
「え?犬に自分で作ったごはんを与えても大丈夫なんだ!」
と目から鱗でした。

私がスーパーで買い物をした食材の中からわんこのごはんが作れるなんて!
私が生産地や賞味期限を確認して家族の健康を考えて選んだ安全な食材です。
なんて素敵なんだろう!
うちのわんこにも手作りごはんを与えたい!

めちゃめちゃときめきました!

それから犬の手作りごはんについて自分なりに調べたり勉強したりして
わが家のわんこ飯がスタート。

以後、ドッグフードを買うことはなくなりました。

犬の手作りごはん作りに特別な知識は必要ない

私が15年以上毎日犬の手作りごはんを作り続けられたのは「簡単だったから」。

ざっくりご紹介すると以下のような感じです。

①お肉とその日家にある野菜を数種類に少しの穀物を加えて水煮する。

②味付けは無し。

③食事量はその子のうんちの状態を見て加減する。

④一度の食事内容に完璧な栄養を求めなくてもよい。日々色んな食材を与えることで自然と栄養のバランスは取れる。

内容は要するに「具だくさんおじや」です。

「にゃんこ飯」ならぬ「わんこ飯」です。

私は主婦ですが仕事もしていたので簡単じゃないと続けられませんでした。

お肉と数種類の野菜を切ってお鍋に放り込み、ご飯とお水を加えてコトコト煮るだけです。
わんこ飯の鍋を火に掛けながら、同時進行で家族の夕飯も作ります。

だから見た目は「具だくさんおじや」で、到底インスタ映えするような仕上がりではありません。
でもわんこは大喜びで食べてくれます!

それもそのはずで、味見をすると本当においしいんです。
味付けをしていないのに、お肉や野菜の出汁だけで本当においしい!

ざっくりと記した①~④の詳しい内容はおいおい記事にしていくので
(でもぜんぜん難しい内容ではありませんが)
犬の手作りごはんに興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

これまで犬は何を食べて生きてきたのか考えてみる

ドッグフードが犬のメイン食になる以前、犬は何を食べて生きてきたのか考えています。

たしかに犬の祖先はオオカミと言われているので、大昔は肉食のみだったと思います。
でも、ある時期から犬は人間に寄り添って生きていくことを選択しました。
人間から餌を与えられていた長い長いこれまでの期間、肉をメインの栄養にすることは難しかったのではないかと思います。

ヨーロッパの犬達は人間の食べ残したパンやじゃがいもやスープ、骨に残った肉などを与えられていたのかも?
日本だったらご飯や野菜の残飯かな?お味噌汁掛けご飯とか。昔の日本人は肉を食べる習慣がほとんどなかったので、犬もかなりの雑食だったはずです。

そもそも飽食の現代とは違い、人間が食うや食わんやの時代の方がはるかに長かったので、犬だけが肉食メインで生きてはこれなかったはずです。

色んな食材から栄養を補っていたはず。

今は穀物不使用のドッグフードが流行りですが、私の考えではこれまでの犬の歴史を考えると穀物などの炭水化物も犬の命を支えた大きな栄養源だったと思います。

だからあくまで私の個人的な結論ですが、15年間以上犬の手作りごはんを作り続けて感じたことは

犬も雑食で大丈夫です!

新鮮なお肉と数種類の野菜と少しの穀物、わが家のわんこは15年以上「わんこ飯」を食べ続けていますが今日も元気に過ごしています。